• 2026年3月23日

結膜弛緩症について

〜「目のたるみ」が原因かもしれません〜 

こんにちは、院長です。 

最近、「目がなんとなく不快」「涙が止まらない」といった症状でお悩みではありま せんか? 

もしかすると、それは単なる疲れ目やドライアイではなく、「結膜弛緩症(けつまく しかんしょう)」という目の変化が原因かもしれません。 

こんな症状はありませんか? 

✅ 目がゴロゴロする、異物感がある 

✅ 悲しくないのに涙がよく出る、あふれる 

✅ 白目が出血しやすい(目が赤くなる) 

✅ 白目がぶよぶよとたるんでいるように見える 

✅ まばたきのたびに何か挟まっている感じがする 

結膜弛緩症とは? 

「結膜(けつまく)」とは、白目の表面を覆っている透明な薄い膜のことです。 通常、この膜は眼球の動きに合わせてスムーズに動けるよう、適度なゆるみを持って います。

しかし、年齢とともに皮膚にシワやたるみができるように、結膜もたるんでシワにな ってしまうことがあります。この過度なたるみが下まぶたの縁にたまり、様々な不快 な症状を引き起こす状態を「結膜弛緩症」と呼びます。 

▲ 正常な目(左)と結膜弛緩症の目(右)の比較イメージ 

どんな症状が出るの? 

�� ゴロゴロ感・異物感 

たるんだ結膜がまばたきのたびに 擦れ、ゴミが入ったような不快感 を生じます。 

�� 流涙(涙があふれる) 

たるんだ結膜が涙の通り道を塞い でしまい、涙が外にあふれ出やす くなります。

�� 結膜下出血 

たるんだ結膜の血管が引っ張られ 

て切れやすくなり、白目がべった 

りと赤くなる出血を繰り返しま 

す。 

原因は? 

最も大きな原因は「加齢」です。 

お顔の肌がたるむのと同じように、目の表面の膜も年齢とともに弾力を失い、たるん でいきます。 

その他、長期間のコンタクトレンズ装用や、目をこする癖なども原因の一つと考えら れています。 

治療法について 

症状の程度に合わせて、点眼治療から手術まで様々な選択肢があります。 �� 点眼治療(軽症の場合)

まずは点眼薬で様子を見ます。たるみそのものを治すことはできませんが、不快感を 和らげる効果があります。 

人工涙液:目を潤して摩擦を減らします。 

ヒアルロン酸点眼:保湿効果を高めます。 

抗炎症薬:炎症を抑えて症状を緩和します。 

�� 当院おすすめ・切らない手術 

結膜熱凝固術(けつまくねつぎょうこじゅつ) 

〜切らない・縫わない新しい治療法〜 

【治療の仕組み】 

専用の電気メスやバイポーラ(凝固装置)の先を使い、たるんだ結膜を数カ所 ピンポイントで軽く焼きます(ジュッとするイメージです)。 

熱によってタンパク質がキュッと凝縮し、結膜がピンと張ります。また、焼い た部分が下の組織とくっつくことで、再びたるむのを防ぎます。 手術時間は片目につき数分程度と非常に短時間です。 

✂️ 切らない 

従来の「切り取る」手術に比べ体 への負担が少なく、出血もほとん どありません。 

⚡ 即効性 

手術直後から「ゴロゴロ感が消え た!」と効果を実感される患者さ んが多いのが特徴です。

�� 抜糸不要 

縫い合わせないため、術後の糸に よるチクチク感がなく、抜糸のた めの通院も不要です。 

⚠️ デメリット・注意点 

再発の可能性:重度のたるみの場合は、数年後に再び緩みが出てくるこ とがあります。 

術後の違和感:数日間は充血や、軽い痛み・しみる感じが出ることがあ ります。 

 院長からのひとこと 

「患者さんの目の状態に合わせた最適な方法をご提案します。まずは 診察でたるみの程度を確認しましょう。あっという間に終わるので驚 かれる方も多いですよ。」

✂️ 結膜切除縫合術(従来法) 

たるみが非常に強い(重度の)場合に行う方法です。 

余分な結膜をメスで切り取って縫い合わせます。より確実な効果が得られますが、術 後に糸の違和感が出たり、抜糸までの通院が必要になる場合があります。 

どちらの手術が適しているか 

たるみの程度によって医師が判断します。 

軽〜中等度のたるみ → 結膜熱凝固術(負担が少ない) 

重度のたるみ → 結膜切除縫合術(しっかり治す) 

�� 手術費用の目安(保険適用) 

負担割合 費用の目安(片眼) 

3割負担 約 7,500円 

1割負担 2,500

※両目の場合や、初診料・検査料・薬代などを含めると総額は変動します。 

こんな方はぜひご相談ください 

☑️ 目薬をさしても症状が良くならない 

☑️ 涙が出るのでハンカチが手放せない 

☑️ 「年のせいだから仕方ない」と諦めている 

その不快感、簡単な手術でスッキリ解消できるかもしれません。 我慢せずに、一度お気軽にご相談ください。 

院長からのまとめメッセージ 

結膜弛緩症は、病気というよりは「年齢による変化」の一つですが、毎日の生活の質 (QOL)を大きく下げてしまう原因になります。 

「手術」と聞くと怖く感じるかもしれませんが、特に熱凝固術は負担も少なく、やっ

てよかったと喜んでいただける治療の一つです。 

目の不快感から解放されて、クリアな視界で毎日を過ごしましょう。いつでもご相談 をお待ちしております。

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