- 2026年4月13日
LASIK手術のメリット・デメリットとは?受ける前に知っておきたい大切なこと
こんにちは。院長です。
「メガネやコンタクトをできれば卒業したい」
「裸眼で快適に過ごしたい」
そう考えたとき、選択肢のひとつになるのがLASIK(レーシック)です。
LASIKは、角膜にレーザーを照射して屈折異常を矯正する治療です。術翌日から視力改善を感じやすく、痛みが比較的少ないことが特徴です。
また、片眼あたり数分程度の処置で終了します。 (参考:日本眼科学会)
一方で、LASIKは外科的な治療です。
メリットがある一方で、デメリットや注意点もあります。
今回は、LASIKを検討している方に向けて、メリット・デメリットをわかりやすくまとめます。
LASIKとは?
LASIKは、角膜にフラップを作成し、その内側にレーザーを照射して角膜の形を整えることで、近視・遠視・乱視を矯正する治療です。
局所麻酔で行い、手術時間が短く、回復も比較的早いことが特徴です。 (参考:日本眼科学会)
LASIKのメリット
1. メガネ・コンタクトの負担を減らせる
LASIKの大きなメリットは、メガネやコンタクトレンズへの依存を減らせる可能性があることです。
日常生活の中で、スポーツ、旅行、入浴、花粉症の季節など、裸眼で過ごせる快適さを実感する方は少なくありません。 (参考:AAO)
2. 視力改善を早く実感しやすい
LASIKは、術翌日から視力改善を感じやすい治療です。
仕事や家事で長く休みにくい方にとって、回復の早さは大きな利点になります。 (参考:日本眼科学会)
3. 処置時間が短い
LASIKは、片眼あたり数分程度の処置で終了します。
比較的短時間で終わるため、身体的な負担感が少ない治療として知られています。 (参考:日本眼科学会)
メリットのまとめ
- メガネ・コンタクトの負担を減らせる可能性がある
- 術翌日から視力改善を感じやすい
- 片眼あたり数分程度で処置が終わる
- 日常生活の快適さ向上が期待できる
LASIKのデメリット・注意点
1. ドライアイが起こることがある
LASIKのあと、一時的に目の乾き、異物感、かすみを感じることがあります。
多くは時間とともに改善しますが、もともと重度のドライアイがある方では慎重な判断が必要です。 (参考:FDA)
2. 夜間の見え方に違和感が出ることがある
術後に、グレア、ハロー、スターバースト、複視など、暗い場所や夜間運転時に見え方の変化を感じることがあります。
日中は問題なくても、夜の見え方に違和感を覚える方もいるため、術前に理解しておくことが大切です。 (参考:AAO / FDA)
3. 見え方には個人差がある
視力の回復や見え方には個人差があります。
必ずしも全員が理想どおりの裸眼視力になるとは限らず、矯正の誤差や視力の戻りがみられることもあります。 (参考:Mayo Clinic / 日本眼科学会)
4. 合併症の可能性がある
頻度は高くありませんが、感染、フラップトラブル、角膜混濁、視力低下などの合併症が報告されています。
外科手術である以上、ゼロリスクではありません。 (参考:日本眼科学会 / FDA)
デメリット・注意点のまとめ
- ドライアイが起こることがある
- 夜間の見え方に変化が出ることがある
- 視力の回復や見え方には個人差がある
- まれに合併症が起こることがある
老眼について
ここは誤解されやすい点ですが、
LASIKは老眼の進行を防ぐものではなく、年齢とともに近くが見えにくくなる可能性があります。
近視や乱視が改善しても、年齢を重ねることで手元の見えにくさが出てくることはあります。
そのため、今の見え方だけでなく、将来の見え方も含めて考えることが大切です。 (参考:FDA)
LASIKが向かないことがある方
LASIKは誰でも受けられるわけではありません。
次のような方は、適応外または慎重な判断が必要です。
- 角膜が薄い方
- 円錐角膜の方
- 重度のドライアイがある方
- 度数が安定していない方
- 緑内障・白内障など他の眼疾患がある方
- 妊娠中・授乳中の方
- 自己免疫疾患や免疫抑制状態のある方
そのため、LASIKで大切なのは「受けたいかどうか」だけでなく、ご自身の目に本当に合っているかどうかを術前検査でしっかり確認することです。 (参考:日本眼科学会 / AAO)
日本眼科学会からの大切なメッセージ
日本眼科学会は、
「レーシック手術を安易に受けることは避け、リスクの説明を十分受けましょう」
と注意喚起しています。
これは、LASIKが危険な手術だという意味ではありません。
大切なのは、メリットだけで決めるのではなく、リスクも含めて理解したうえで、ご自身に合った治療かどうかを見極めることです。 (参考:日本眼科学会)
よくある質問
Q. LASIKは誰でも受けられますか?
いいえ。角膜の厚み、目の病気の有無、ドライアイの程度、度数の安定性などを詳しく調べたうえで適応を判断します。 (参考:日本眼科学会)
Q. 手術は痛いですか?
通常は点眼麻酔で行うため、強い痛みは少ないとされています。
ただし、術後にしみる感じやゴロゴロ感が出ることがあります。 (参考:Mayo Clinic)
Q. LASIKを受ければ老眼も防げますか?
いいえ。LASIKは近視・遠視・乱視の矯正を目的とした手術であり、老眼の進行を防ぐものではありません。将来的に老眼鏡が必要になることがあります。 (参考:FDA)
Q. ダウンタイムは長いですか?
比較的短く、術翌日から視力改善を感じる方が多い治療です。
ただし、見え方の安定には個人差があります。 (参考:日本眼科学会)
Q. LASIKは安全な手術ですか?
多くの方で満足度が高い治療ですが、ドライアイ、夜間の見え方の変化、矯正の誤差、まれな合併症などのリスクはあります。術前に十分な説明を受け、ご自身に適した治療かどうかを見極めることが大切です。 (参考:FDA / AAO)
まとめ
LASIKは、
メガネやコンタクトの負担を減らし、裸眼生活の快適さを高められる可能性がある治療です。
その一方で、
- ドライアイ
- 夜間の見え方の変化
- 見え方の個人差
- 老眼は別に進行すること
- 合併症の可能性
といった点も理解しておく必要があります。
大切なのは、
「受けられるかどうか」ではなく、「ご自身の目に合っているかどうか」です。
気になる方は、まずは適応検査のうえで、メリット・デメリットを一緒に確認していきましょう。
