結膜弛緩症

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結膜弛緩症

結膜弛緩症とは、結膜(白目の部分)のたるみが原因で起きる症状です。
結膜には上下左右などの眼球運動に耐えられるよう適度なたるみが元々ありますが、このたるみが平均より強い状態になっている場合を指します。

このたるみにより、弛緩結膜は眼球運動やまばたきの際に過剰に動くようになり、目の中がゴロゴロするといった異物感、弛緩した結膜がひだを形成することで正常な涙液の膜ができなくなることによるドライアイの症状を訴えることがあります。 また、涙液の減少による通常のドライアイと違って、まばたきを多くすると違和感が悪化するのが特徴です。

たるんだ結膜は下まぶたに沿って存在し、程度が強ければ角膜に乗り上がっていることもあります。この原因は、まだ明らかではありませんが、年齢を重ねるとともに増加する傾向があります。

治療法(経過観察・点眼・手術)

軽度であれば、目の乾きを潤す人工涙液をはじめ、ヒアルロン酸、抗炎症薬といった点眼治療を行い、経過を観察します。結膜のたるみが原因で機能障害を起こしている場合は、弛緩結膜を切除する外科的治療(手術)を行います。糸により縫合しますので、術後は糸による異物感が生じますが、1週間程度で良くなります。

Acutronによる治療について

当院ではAcutronという高周波ラジオ波メスを用いた外科的治療を行っております。
従来の機器よりもまぶたへの負担が少なく、術後の早い回復も見込めます。 Acutronの詳細については下記よりご覧ください。

Acutronについて