Acutron(アキュトロン)

ACUTRON

Acutron

Acutronとは

Acutronは、高周波ラジオ波メスのひとつで、2.0MHzの周波数を用います。
このようなメスというのは、瞼(まぶた)の手術の際によく使用され、主に結膜弛緩症や睫毛乱世、上輪部角結膜炎(SLK)などの治療で行われることが多いです。

結膜弛緩症について

Acutron

この高周波ラジオ波メスというのは、いくつかのメーカーから出されておりますが、Acutronの特徴としては、1W未満(最小出力:0.2W)の低出力のエネルギーを長時間に渡って安定して出力することができます。そのことで、まぶたなどにかかる熱損傷によるダメージを軽減することができるので術後の早い回復も見込めます。

Acutronの特徴

同メスの先端部、いわゆる針の部分ですが、外径が0.068mm(68㎛)のOcuRFニードル(特許取得)を使用しています。これは眼内治療用として設計されたものであることから、非常に細い仕様になっています。これによって、点眼麻酔だけで施術時の痛みを抑えつつ、結膜に同メスを刺入していくことが可能になります。さらにニードルの先端は4mmの長さがあるので、刺入の調整もたやすいという利点もあります。このような特徴もあることから、施術の際に瞼を非常に細かく切開する、あるいは凝固(止血)が必要という場合でも、出血が少なく済む、術後の腫れもそれほど気にならないなどより安全に低侵襲の手術が行えます。

このほか、ニードルの素材については最先端のタングステンを使用し、非コーティングであることから、結膜下に粒子が残ってしまうというリスクも避けられます。